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【iPhone64ギガは何のギガ?】販売員に誘導されなくなる17のスマホ用語

スマホの用語解説
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様々な場面で登場する「ギガ」という言葉があります。

  • スマホを買う時「iPhone12の64ギガ」
  • プランを申し込む・変更する時「3ギガのプラン」
  • 光回線を検討する時「1ギガの通信速度」

実は、同じ「ギガ」とは言いますが意味は全然違います。

このように「ギガ」をはじめスマホ業界には様々な用語が存在し、それがユーザーに対し苦手意識を持たせる要因にもなっています。

そしてその苦手意識を利用して、無知なユーザーに様々なサービスを使わせるよう誘導しようとしている、これがスマホ業界です。
もちろん、全員がそうとは言いませんし故意にやっているという訳でもありません。

ですが、わざとわかりづらくさせて誘導する、という手法があるのも事実です。

今回は「販売員に誘導されなくなるスマホの用語解説」ということで、よく使われる基本的な用語だけではなく、誘導時によく使う用語もまとめて解説します。

詐欺を防ぐ1番の方法は、詐欺の手口を知ることです。(携帯会社は合法なんですけどね)

用語を知っておくと、プランや仕組みを理解できるようになり、料金を下げることができるようになります。

スマホ業界の知っておくと便利な用語13選

まずは、基本的な用語を13個解説します。
スマホリは辞書ではありませんので、正確さよりもわかりやすさを重視しています。

多少本来の意味と違うなどはあるかもしれませんが、ユーザー目線で解説していきます。

ギガ

「ギガ」という言葉はスマホに関しては聞かない事は無い、というくらいよく聞く言葉なのではないでしょうか。

ギガというのは、体重などの「キロ」身長の「センチ」と同じような使い方をします。
具体的には10の9乗となり、1,000,000,000が1ギガとなります。
ちなみに「メガ」という言葉もあり、こちらは10の6乗(1,000,000)となります。

「キロ」であればキログラム、「センチ」であればセンチメートルというように、後に続く言葉で何の数字を表しているかがわかります。

スマホ業界で使っている「ギガ」についてはこのようになっています。

・1ギガバイト(1GB)
・1ギガビットパーセカンド(1Gbps)

1ギガバイトはデータ量を示していて、1ギガビットパーセカンドは通信速度を表しています。

バイトとビットというのはデータの単位です。
8ビット=1バイトとなります。ビットは小文字のb、バイトは大文字のBで表します。
パーセカンド(ps)とは、1秒間でという意味です。

つまり、1ギガビットパーセカンドとは「1秒間に1ギガビットのデータ通信ができる」という事です。

・iPhoneの64ギガというのは、64ギガバイトのデータ量を保管できるという意味です。
・3ギガのプランというのは、3ギガバイトまでのデータをやり取りできるプランという意味です。
・1ギガの通信速度というのは、1ギガビットパーセカンドの通信速度という意味です。

同じギガでもこれだけ意味があると、訳がわからなくなりますね。

3G、4G、5G

こちらの「G」もギガと混同されて使われがちです。

一番多い間違いは、スマホに表示されているアンテナの横に書いてある「4G」などの文字。
これを4ギガと勘違いするパターンです。

読み方は「ギガ」ではなく「ジェネレーション」となります。
なので4Gというのは「4th Generation」という事なんです。

じゃあ、何のジェネレーションなんだって話なんですけど、3Gや4G、最近だと5Gが出てきましたが、これは移動通信システムのことです。
例えば4Gというのは「第4世代移動通信システム」となります。数字が大きいほど新しい規格ということです。

アンテナの横にある数字は、どの通信システムを使っているかという表示になりますので、間違えないようにしてください。

CPU

スマホのCPUとは、頭の良さと思ってください。

CPUの性能が高ければ高いほど、

・起動や入力が素早くできる
・ゲームがサクサク動く
・Webサイトやアプリの表示がスムーズ

などの点で違いが出てきます。

よく、数年経つと動きが悪くなるというのは、CPU性能が現在のアプリなどに対応しきれなくなってきている、という事が原因です。

メモリ

スマートフォンをスムーズに動作させるため、一時的にデータを記録するための装置をメモリと言います。

例えるなら作業机の広さだと思ってください。
作業机
作業机が広いほど作業しやすいですよね?

現在のスマホであれば、4ギガあればスムーズに動きます。

ストレージ

タイトルにある「iPhone64ギガ」の64ギガがストレージになります。

64ギガはスマホに保存できるデータ量を表していて、写真やアプリのデータを保管する場所になります。
メモリの時に使った作業机の例で言うと、机の下にある引き出しや離れたところにある収納棚になります。

当然多ければ多いほどたくさんのデータを収納できる、ということです。

とはいえ、64ギガに保存できる容量は写真データで言うと約32000枚です。
相当多いので、よほどアプリが多い、写真が好きといった場合でなければ64ギガあれば十分です。

iPhone、Androidスマホ

iPhoneとはApple社のスマートフォンです。
Androidスマホとはそれ以外の会社が作っているスマートフォンです。

この違いは何か、というとスマホを動かす基本システムの違いです。

パソコンで例えると

・Windows→Android
・Mac→iOS(iPhone)

となります。

なので、Androidスマホは「Windowsのパソコン」iPhoneは「Macのパソコン」くらいに思っておくと良いです。
パソコン自体は同じですが、中に入っているシステムが違うという事です。

たまに販売員が「iPhoneと同じようなものです」と言うこともありますが、間違いではないんです。
ただ”全く同じ”ではなく、販売員が誘導しようとして使っている場合もありますので注意してください。

AndroidのスマホってiPhoneと比べて性能低いんでしょ?なんかもっさりしてるっていうか…

こんな認識がある方もいるかも知れませんが、それは比べる対象を間違えています。

iPhoneは高性能なスマホです。
対してAndroidスマホは、高性能なものから価格を抑えたものまで様々です。

価格が安ければ当然性能が低いです。
ここと比較をすればiPhoneは圧倒的に性能が高いのです。

実際、同じくらいの価格のスマホで比べると、iPhoneよりもAndroidスマホの方が単純に性能は高いです。
それをユーザーが求めているかは置いといて、となっていますが。

キャリア

キャリアとは職業経験のことではありません。

ここで言うキャリアというのは携帯会社の4社を指します。

・ドコモ
・ソフトバンク
・KDDI(au)
・楽天モバイル

なぜこの4社かというと、自社で通信設備を持っている会社だからです。
MNOともいいます。

サブブランド

サブブランドとは、ソフトバンクとKDDIが展開している格安ブランドの事です。

具体的には「ワイモバイル」と「UQモバイル」を指します。

本体では提供できないプランを提供するために作られたブランドで、主に低価格や少ないデータ通信量が特徴です。
通信品質に関しては、本体とほぼ変わらない品質になります。

なので

ソフトバンクからワイモバイル
auからUQモバイル

に移行する手続きは他社への移行と比較して、手数料や手続き面で気軽になっています。

格安SIM

MVNOとも言い、キャリアから通信設備を借りて提供している会社の総称になります。

比較的有名なところだと下記です。

・mineo
・OCNモバイルONE
・LINEモバイル
・nuroモバイル
・イオンモバイル

よく格安SIMは通信速度が遅くなってしまう時間帯や状況がある、と言われます。

理由としては、混み合っている時間帯では、キャリアは当然自社のお客様を優先します。
キャリアの通信を優先して、空いたところで格安SIMの通信をするので遅くなってしまう、という訳です。

キャリアメール

キャリアメール
ドコモだったらdocomo.ne.jpなど固有のメールアドレスがあります。

これをキャリアメールと言います。

回線の解約を行なってしまうと利用できなくなり、2度と同じアドレスを使うことができないという点から、乗り換えを阻害している要因になっています。

最近はキャリアメールを利用していても百害あって一利なし、という状況になってきているのでGmailなどのフリーメールを利用するようにしましょう。

フリーメール

キャリアメールと違い、携帯会社が変わっても同じアドレスで利用できるメールです。

具体的にはGmailやiCloud、ヤフーメールなどになります。

昔はフリーメールご遠慮ください、というWebサイトも多かったですが、セキュリティが改良されてきているので今は少なくなってきました。

テザリング

スマホでテザリングして、パソコンとかゲーム機とかをネットに繋げよう

とか聞いたことはないでしょうか?

この「テザリング」というのは、スマホをWi-Fiルーターのように使える機能になります。
大手キャリアでもデータ量の制限があったりしますが、普通に提供されている機能です。

スマホの通信機能を使って外部機器につなげることができるようになりますので、外出中でパソコン作業をしないといけないけど近くにWi-Fiスポットが無い、という時に活用できます。

ユニバーサルサービス料

どの会社でも料金明細を見ると「ユニバーサルサービス料」として3円かかっていませんか?

ユニバーサルサービス料とは、固定電話や公衆電話、緊急電話の設備維持費としての費用です。

全国どこでも電話は繋がる…これは当たり前の事ではなく、非常に高額な設備投資をかけることで成り立っています。

なので、どの会社でどのような契約をしてもユニバーサルサービス料はかかってきます。

販売員が誘導するために使う用語4選

ここからは、スマホを販売する時やプランを案内する時に販売員が使う用語を解説します。

お得に思わせたり、狙ったところに誘導する意図でもよく使われる用語ですので、相手がどのように使っているのかを見極めてください。

学割

学割
まずは「学割」です。

2月から5月にかけて進学、進級を機にスマホを持つというのは、お子さんがいるご家庭であれば検討する部分だと思います。

スマホ業界でも学割はあります。
大手キャリアはもちろん、サブブランドでも学割のCMを流したりしています。

皆さん学割だと安くなると思っていますよね。

安くなることは事実ですが、いつまで安くなるかご存知ですか?
また、条件などはご存知ですか?

一番多いのは、期間限定割引になるケースです。
1年とか6ヶ月など月額料金から割引になりますが、逆に言えばそれを過ぎると通常料金という事です。

学生は1年では終わりません。
学割だから学生の間は大丈夫と思わず、期間を確認するようにしましょう。

また、条件があるケースもあります。
例えば新規契約のみという場合です。
スマホをこれまで使っていて、進学を機にスマホを機種変更するという場合では適用されないという事があります。

これらを大きく言わず、イメージだけで安くなると思わせる事が「誘導」されている、という事に気づいてください。

解約新規

学割のシーンでよく使われるのが、この「解約新規」です。

学割の説明でお伝えしたように、機種変更では学割が適用されないケースがあります。
この時に販売員が提案してくるのが、

学割を適用させるため今の回線を解約して新規契約しましょう

という提案です。

これを解約新規と言います。

確かに学割が適用されて安くなりますが、解約をしなくてはいけなくて違約金がかかる場合もあります。
それだったら他社に乗り換えるのと変わりません。

今使っている会社に固執せず安く、使いやすい会社を探すのも良いでしょう。

1ヶ月無料

これはあまりにも有名です。

アプリやサブスクサービスで1ヶ月無料なので使ってみてください、というアレです。

無料で試せるのでとても良いのですが、解約方法が複雑なことがあります。

1ヶ月無料だから使ってみたけど、解約方法が全くわからない…とりあえず後にしよう

こうやって、使いもしないサービスに毎月お金を支払う仕組みが出来上がります。

全てネットで手続きできますので、少なくともネットでの解約方法を知らなければ1ヶ月無料に乗っかるべきではありません。

実質負担なく

この用語はポイント還元があるから、という場合によく使われます。

今回光回線の工事に18000円かかるけど、その後で20000ポイント戻ってくるので実質2000円得なんですよ!

というような場合です。

まずはポイントの使い方をしっかりと確認しましょう。
また、自分の利用している範囲で使えるのか、というのも併せて確認しましょう。

そして、これは意外と見落としがちなのですが、

そもそも使い切れるのか?

を考えましょう。

例えば、

今回の20000ポイントは期限6ヶ月で、コンビニとかドラッグストアで使えますよ!

とか言われても、仮に現金だったらそこにそんな使いますか?

有効期限が近いから、と結構ムダなものを買ってしまうという事もあるのではないでしょうか。

ポイントの使い方をイメージできれば、この実質負担なくは賢い方法になります。
申し込む前に一度考えてみましょう。

【まとめ】スマホ用語を知っておくと自分で選べるようになる

今回は、スマホ業界の基本的な用語と販売員がユーザーを誘導するために使っている用語を合わせて17個解説しました。

できるだけ分かりやすくとは思ったのですが、どうしても言葉が多くなってしまいました。

ただ、これを覚えておくとプランを理解できるようになり、料金を下げることができるようになります。
自分でスマホを選んで自分でプランを選ぶ、こうすれば変な誘導をされる事なく、必要な機能を最適な金額で使えます。

少しで良いので、今日ご紹介した用語を覚えておくと必ず役に立ちます。

これを読んでくれた人のスマホ生活が向上しますように。
今回もありがとうございました。