【徹底比較】光回線とモバイルWiFiのメリットデメリットは？他の選択肢もある？

3月は引っ越しが多い時期です。

これから親元を離れ新生活を始める方、転勤や転職で引っ越しをするという方など様々な理由があるかと思います。

その際に必須となるのが「自宅のネット環境」です。
様々な選択肢があり、どれにしたら良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回はよく比較に上がる「光回線」と「モバイルWiFi」をご紹介し、それぞれどういった方に向いているかを解説していきます。
自分にはどちらが良いのか、と思っている方はぜひ読んで頂き、判断材料として使ってもらえれば嬉しいです。

光回線のメリットデメリットは？

まずは光回線について解説していきます。

光回線とは、簡単に言うと自宅に光ファイバーを引き込み、そこからルーターなどを経由してインターネットに繋ぐ回線です。

この光ファイバーの引き込みによるメリット、デメリットがありますので次からそれを見てみましょう。

光回線は通信速度が速く、安定している

光回線の1番大きなメリットは、通信速度が速く、回線の品質が安定して高いという事です。

光ファイバーで基地局から物理的に通信機器へと繋がっているためロスや遅延が起きにくいとされているんですよ。

通信速度は最大で10ギガと非常に高速です。

どのくらい速いのかというと、2時間の映画が1秒でダウンロードできるくらいの速さになります。

光回線は訪問工事が必要

光回線は自宅に光ファイバーを引き込むと説明したかと思います。

その引き込みをするために工事が必要になります。

マンションやアパートであれば、すでに共用部分まで光ファイバーを引き込んでいる物件が多く、宅内の工事はかなり少なくなります。

ただ、一戸建てで初めて光回線を利用するという場合、外の電線や電話線から工事をしますので2時間から3時間かかる事もあります。

なかなか忙しくて工事の時間が取れないという方もいるかと思いますので、もし光回線を検討しているという方は時間の余裕を持って申し込んでおくと良いでしょう。

光回線の料金は初期費用含めて工事後から発生しますので、申し込みは早い段階でも大丈夫ですよ。

光回線は申し込みから開通まで時間がかかる

先ほど工事の話をしましたが、光回線は申し込んで次の日に工事が出来るわけではありません。

工事までの期間は2週間くらいから長い時は1ヶ月以上かかることもあります。

この開通まで時間がかかる事というのが光回線での1番のデメリットです。

例えば急に引っ越しが決まった、なかなか調べる時間が取れず引っ越し直前になってしまったなど近々でネット環境を整えなければいけない、という場面は多いはずです。

光回線はそういった時には不向きなんですよね。

キャッシュバックなど特典が多い

とはいえ、時間が取れるようであれば光回線を選ぶメリットは大きいです。

その中でもキャッシュバックは様々な形で受けられる魅力的なものになっています。

例えば家電量販店で光回線を申し込めば数万円の割引が受けられます。家電を買うついでに考えてみるのも良いかも知れません。

また、ドコモやソフトバンクなどの携帯会社の運営する光回線であればキャッシュバックに加えポイントも10000や20000入ってきます。

他には、ネットで申し込めば4,5万円のキャッシュバックを受けられることも珍しくありません。

ただ、キャッシュバック全体に言えるのですが、オプションの申し込みが必要かどうか、いつキャッシュバックを受けられるのか、どうやって受け取るのかなどをしっかりと確認しないと、申し込んだはいいが対象外のプランだったり、受け取り方法が分からず期限が過ぎてしまうといったトラブルになる可能性があります。

この点は特に注意しておかないといけません。

こういったキャッシュバックは光回線が他と比較して圧倒的に多く設定されていますので、よりお得に申し込める回線を選んでくださいね。

おすすめの光回線3選

それでは、おすすめの光回線をご紹介していきます。

選んだ基準は「月額料金」「縛りの少なさ」「キャッシュバックなど特典の多さ」となります。

エキサイト光

最初にご紹介するのは「エキサイト光」です。

まず目を引くのは、とにかく月額料金が安いという事です。

このエキサイト光もそうなのですが、現在市場に出ている光回線サービスの多くは「光コラボ」といいます。
光コラボとは、NTTのフレッツ光をOEM提供してもらい自社の光回線として提供する事です。

光コラボにより、これまでプロバイダとしてサービス提供をしてきた会社の多くが、自社光回線をプロバイダとセットで提供するようになりました。
エキサイト光もそんな光回線サービスの1つです。
なので、月額料金が安くても通信速度や品質などはフレッツ光と同じくらいである、という事なのです。

月額料金が安いだけでなく、業界の当たり前である「2年縛り」と「解約手数料」を撤廃。
気軽に始められて、合わなければ他へ乗り換えるという事が可能になっています。

【エキサイト光 | 光コラボ】←こちらのリンクから移動できます。

おてがる光

2つ目は「おてがる光」です。

聞いたことないという方もいるかと思いますが、2019年11月にスタートした光回線サービスとなります。
比較的新しいサービスではありますが、フレッツ光を元にした光コラボ回線となっていますので、通信品質や速度などはフレッツ光と同じになります。

おてがる光の特徴としては

です。

工事費も公式サイトに大きく記載があり、光回線のサービス案内サイトとしては良心的な案内がされています。

通信速度10ギガにしては料金も安いです。
他社の1ギガに少し足したくらいの料金で収まりますので、高速通信が必要という方はおてがる光にすると良いです。
【おてがる光】←こちらのリンクから移動できます。

auひかり

最後はauひかりです。

auひかりはNTTのフレッツ光とは関係無く、独自の光回線サービスとなります。
なので、フレッツ光から切り替えを行う場合、必ず工事が発生します。

auひかりに関しては、正直言って品質やサービス内容など他社と比較し特筆すべき点が無く、auでスマホを利用していれば光セット割があるくらいです。
ただ、逆に言うとキャッシュバックや特典を多くしないと獲得が難しい回線であるという事でもあります。

そういう事情もあり、トータルで10万円以上のキャッシュバックが平気で行われています。
こちらでも光電話（月額550円）の利用が条件にはなりますが、最大で119,000円のキャッシュバックが受けられます。
電話以外にはオプションがありませんので、面倒が比較的少ない条件になります。

キャッシュバックが凄い！auひかり
←こちらのリンクから移動できます。

モバイルWiFiのメリットデメリットは？

モバイルWiFiについて解説していきます。

モバイルWiFiとは小型の通信機器を利用した通信サービスの事を指しています。
端末の大きさは各社様々ですが、だいたいがスマホより少し小さいくらいになります。

それでは具体的に見ていきましょう。

モバイルWiFiは申し込んですぐ利用可能

モバイルWiFiの大きなメリットは、携帯電話と同じモバイル回線なので申し込んでからすぐに利用できる事です。

急な引越しをして、早急に通信環境が必要になったという場合でもモバイルWiFiであればその日から使えます。
光回線と違い、工事日の設定や立ち合いなど一切不要なので、手間が少ないです。

モバイルWiFiは外でも利用できる

モバイルWiFiは通信機器さえ持っていけば外でも使える、というのも大きなメリットです。

カフェやファミレスでWiFiが通っていたりしますが、個人情報の流出や乗っ取りなどの危険が伴います。
モバイルWiFiであれば、上記のような事を気にせず外でも作業が可能です。

また、外に持ち運べることによりスマホの通信容量を節約することができますので、スマホの月額料金を抑えることにも繋がります。

光回線と比較すると通信が安定しない

デメリットとしては、通信がモバイル回線なので安定しないこともあるという事です。

例えば自宅が携帯の電波が弱い、という方はモバイルWiFiでも同じになります。
他にも利用時の状況や混雑状況に影響されるので、自宅で安定した回線を利用したいという場合には少し優先度が下がってしまいます。

通信制限になり速度が低下する可能性も

モバイルWiFiにはスマホ同様通信制限が発生するサービスもあります。
具体的な数値は各社で違いますが、だいたいが一定期間でデータ量の上限が設定されており、それを超えると速度が遅くなるというものです。

とはいえ、そう簡単に起きるような設定ではありません。
終日高画質動画を視聴していて、同時に他のこともやっていてというくらいで制限がかかる可能性もある、というレベルなので、一般的には速度制限が起きる可能性は低いかなと思います。

光回線に向いている人

ここまで光回線とモバイルWiFiの解説をしてきましたが、それぞれにメリットがあります。
そこで、どういう状況であれば光回線を選ぶのか、モバイルWiFiを選ぶのかというのを少しご紹介します。

回線選びの参考にしてください。

一戸建てに住んでいる人

まずは一戸建てにお住まいなのであれば、よほどでなければ光回線にしましょう。

モバイルWiFiの場合だと1階と2階で通信状況が違う、家の中で電波の届かない場所が出てくるなどの可能性があります。
光回線であれば、そういった状況でもブースターや中継器を設置する事で改善ができますが、モバイルWiFiだとそうはいきません。

なので、もしこれから一戸建て住宅に引っ越す、最近住宅を購入したなどの場合は早めに光回線も申し込んでおきましょう。
どうしても工事までに時間がかかりますので、ギリギリになってしまうと余裕が無くなります。

そうするとサービスや特典を選ぶ余裕が無くなり、こんなはずではと後悔することになります。

ぜひ余裕を持った段取りをしてくださいね。

家族が多い人

例えばご家族が4人いる、などといった場合に、スマホを全員が同時に使えば4台接続していることになりますよね。
他にスマートTVを使ってNetflixを見ていたり、パソコンを立ち上げていたり、他家電がネットにつながっていたりなど、家族が多ければネットに繋ぐ機器が大幅に増えます。

そうするとモバイルWiFiを利用していた場合、通信速度が低下したり繋がらないという事が発生することもあります。
なので、家族が多い方は光回線を選んでおいた方が良いです。

もちろん1人暮らしの方でも、ネットに繋ぐ機器が多い方は光回線を選ぶと良いでしょう。

通信環境を安定させたい人

光回線はモバイルWiFiと比較して通信環境が安定しています。

・ネットをしていて急に通信が遅くなってしまうのをストレスに感じる
・常時通信が必要な機器がある

など、繋がりやすさや常に繋がっている事を重視する方も光回線を選ぶと良いです。

モバイルWiFiに向いている人

対して、モバイルWiFiに向いている人はどのような人なのでしょうか？

主に特定の場所でというより流動性を重視する場合にモバイルWiFiが選ばれます。

賃貸住宅に住んでいる人

まずは賃貸住宅に住んでいる人です。

主にはマンションやアパートになるかと思いますが、いずれ引っ越す可能性がある、転勤族なのであまり長くいないなどの理由がある場合は、光回線を選んでしまうと契約期間の縛りなどの影響で解約時に思わぬ出費がかかる事もあります。

モバイルWiFiの良いところは場所を選ばないところです。
1年とかで引っ越す事が多いという場合はモバイルWiFiを選ぶと良いでしょう。

外で仕事をすることが多い人

会社でモバイルWiFiが支給されるという場合は良いのですが、自営業の場合など個人で用意する場合もあるかと思います。
そういった場合は、当然ながらモバイルWiFiを選ぶのが良いでしょう。

公共のWiFiと比較すると速度や品質は断然違います。
外で仕事をすることが多く、どこでも安心してネットに繋ぎたいという場合はモバイルWiFiを選ぶべきです。

光回線とモバイルWiFi以外のネット環境は？

これまで、光回線とモバイルWiFiをご紹介してきましたが、それ以外に選択肢は無いのか？という点を最後にご紹介します。

最近はこちらを選ぶ人も増えてきています。
ご自身の状況に当てはめて選ぶと良いでしょう。

スマホのテザリング

スマホの料金プランでも「データ使い放題」が増えています。
そこで、スマホのテザリング機能を利用して、他の機器のネット接続を行うという利用方法もあります。

メリットは、通信費が安くなること。
光回線でもモバイルWiFiでも月額4000円程度は安くてもかかり、さらにスマホの月額料金があります。

使い放題にする事でのスマホの月額料金上昇というのは、光回線の月額料金と比較すれば微々たるものです。

スマホなので、当然持ち運びが可能です。
使い方としてはモバイルWiFiに近い使い方ができるでしょう。

デメリットは、スマホの電池がすぐ無くなる事と多くの機器は繋げないという事です。
実は結構このデメリットは大きいと思っていますので、私はスマホのテザリングで自宅のネット環境を作ることはあまりお勧めしていません。

スマホの寿命を縮めるということは、買い替え頻度が高くなるということに繋がります。
スマホも安いものではありませんので、たとえ月額料金が下がったとしてもスマホを1回買ってしまうとそれはチャラになってしまいます。

もちろん欲しいスマホであれば良いのですが、電池持ちの問題で仕方なくということであれば、あまり良い買い物とは言えません。

餅は餅屋という言葉もありますので、なるべくスマホだけに頼るのはやめた方が良いでしょう。

置き型WiFi

SoftBank Airをはじめとした置き型WiFi。

実は私も置き型WiFiを利用しています。
私はドコモのHOME5Gを使っていますが、通信速度は光回線と遜色ないレベルで、引越ししても登録住所変更さえすれば継続利用可能という光回線とモバイルWiFiの良いとこどりみたいなものになっています。



これまで使っている限り、Netflixなどの動画配信サービスも安定していますしスマホやタブレットをある程度同時に使っていても遅さを感じたことはありません。

一点デメリットを挙げるとすると、一戸建て住宅の場合はやはりやめておいた方が良いです。
1階に機器を置いていた場合、2階の端では届かないということがあります。

【まとめ】自宅のネット環境は様々な選択肢がある

いかがでしたでしょうか？

今回の内容をまとめるとこんな感じです。

光回線にもモバイルWiFiにもそれぞれメリット・デメリットがあります。
2年縛りなどの制約があるケースも考えられるため、よく考えて選ぶようにしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のスマホ生活が向上しますように。

他にもスマホについての記事を公開しています。
ぜひご覧ください。