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【実機検証】OCNモバイルONEバッテリー異常消費の検証と対策

OCNモバイルのバッテリー異常消費を解説
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なんと…倍以上早くバッテリーが消費される結果に!

OCNモバイルONEに救いは無いのですか〜??

こんにちは、スマホリ(@smart_holic1019)です。
このブログは「家族でスマホを使う時に、お得で使いやすいサービスを紹介する」をコンセプトに作っています。

それでは今回の解説はこちらです!

NTTドコモのエコノミープランとして一気に認知度の上がった「OCNモバイルONE」このSIMを挿したスマホが異常にバッテリー消費をする、という情報を以前ココナラでプラン見直しをご依頼頂いた方から頂きました。

確かにネットで調べてみると、そういった情報がたくさん。
Twitterやブログで、検証記事や実体験が大渋滞していました。

そうした状況で、私も実際にOCNモバイルONEを契約して検証しましたので、今回はその検証結果を公開するのとバッテリーが異常消費される原因、対策を一気に解説していこうと思います。

この記事を読めば

ドコモショップで勧められたけど、大丈夫なのか
ドコモの料金だと高いから安く使えるようにしたい

というドコモユーザーの方でも安心してOCNモバイルONEを使えたり、他の会社にしようという判断ができるようになります。

「バッテリーが異常消費されるからOCNモバイルはダメだ!」

ということではありませんので、ご自身にあったプランをしっかりと検討してみてくださいね。

そもそもOCNモバイルONEって何?

OCNモバイルONEをご存じない方のためにちょっとだけ解説します。

NTTコミュニケーションズが運営する格安SIM

OCNモバイルONEは、NTTドコモと同じNTTのグループ会社である「NTTコミュニケーションズ」が運営している格安SIMになります。
通信もNTTドコモの通信を利用しており、格安SIMの中でも比較的通信品質は高い方です。

元々、スマホが異常に安く買えるということで有名で、ガジェット好きの間ではかなり有名でした。
先日NTTドコモからエコノミープランとしてOCNモバイルONEの取り扱いを開始する、という発表があり、認知度は上がってきています。

プラン内容

OCNモバイルONEのプラン内容については。下記記事で詳しく解説しています。
[blogcard url=”https://smart-holic.com/ocn-sale02/”]
簡単に言うと、0.5ギガや1ギガ、3ギガなど少ないデータ量の通信契約をメインで取り扱っており、月額も1000円以下と非常に安いことが特徴です。

NTTドコモでもエコノミープランとしてショップでも販売

NTTドコモでもエコノミープランとしてOCNモバイルONEの取り扱いをする、ということが先日発表されました。
これに伴い、ドコモショップでもOCNモバイルONEの申し込みが可能です。

店頭ではスマホスタートプランという位置付けで0.5ギガのプランを主に勧めているようです。
ただ、手続きが通常とは違うようで、非常に手続きに時間がかかるという情報もありました。

もし申し込むならネットの方が時間の節約になります。

バッテリー持ちはどれだけ違うのか

それでは、ここから本日のメインテーマである「バッテリー持ち」の検証になります。

今回の検証機種、条件

今回、検証に使う機種はこちらです。

検証したスマホは「OPPO AX7」
バッテリー容量は4230mAh
2年前にSIMフリーで購入し、1年ほどサブスマホとして使用。SIMを入れていない状態でフル充電にした時は7日間ほど使用できた

検証条件は下記の通りです。

・上記スマホにOCNモバイルONE、ahamoのSIMを両方挿す
・片方だけ使えるようにした状態で24時間放置
・その間データ通信や通話は一切行わない

この条件でそれぞれ検証を行いました。

バッテリー持ちの検証結果

バッテリー表示が見えるように大きい画像で表示しています。
非常に大きな違いが出ました。

ahamoでの検証ahamoでの検証スタート。バッテリー表示は100%

ahamoを利用しています

ahamoでの検証終了です。バッテリー表示は92%になっています。
丸一日経ちましたが、ほとんど減っていません。実際に何もしていませんので減りようも無いのですが。

続いて、OCNモバイルONEのSIMを利用した場合の検証結果です。

OCNモバイルでの検証スタート。バッテリー表示は100%です。
OCNで利用しています
OCNでの検証結果
OCNモバイルONEでの検証終了です。バッテリー表示はなんと79%になりました。
ahamo同様、丸一日何もしませんでしたがこれだけ減ってしまいました。

検証まとめ

OCNモバイルONEとahamoを比較して検証してみましたが、バッテリー消費に明確な違いがありました。
OCNが24時間でバッテリーを21%消費したのに対し、ahamoは8%と3倍近い消費量でした。

2回とも着信はもちろんメール受信なども全く無いようにしていたので、この結果は正直驚きました。

やはりOCNモバイルONEでスマホを使うとバッテリー消費が異常に早い、ということで間違い無いと思います。

バッテリーが異常消費される原因

では、なぜOCNモバイルONEではここまでバッテリー消費が激しいか、という点を解説します。
ここで解説する内容は公式で発表されている訳ではありません。

あくまでも状況証拠のような形ですので、100%正しいと言う訳では無いということを踏まえてご覧ください。

グローバルIPアドレスが原因?

10月20日にこのような発表がNTTコミュニケーションズからありました。
[blogcard url=”https://www.ntt.com/about-us/information/info_20211020.html”]
これは、これまでスマホの通信に使っていた「グローバルIPアドレス」を「プライベートIPアドレス」に変えるというものです。

IPアドレスとは、簡単に言うとインターネット上の住所のようなものです。
グローバルとプライベートの違いはというと、言葉で言うと下記のようになります。

■グローバルIPアドレス
インターネットの世界で住所に相当し、インターネットに接続された機器に割り当てられたIPアドレスを指します。
インターネット上で通信を行うためには必ず必要になります。
■プライベートIPアドレス
家庭内や企業内などの各パソコンに割り振るIPアドレスを指します。
通常、ルーターを利用してパソコンやスマートフォンにローカルIPアドレスが割り振られます。
プライベートIPアドレスだけではインターネットに接続することができませんが、
ルーターがグローバルIPアドレスを持っているので、ルーターを経由してインターネットに接続できるようになります。

例えると
グローバルIPアドレス:日本国東京都千代田区千代田1-1
プライベートIPアドレス:千代田区千代田1-1
みたいなイメージです。

千代田区からでも郵送は可能ですが、国外からの場合はもっと詳しく書かないと分かりづらいみたいな感じです。

つまり、グローバルIPアドレスの方が情報量が多く、通信回数が多くなってしまうということです。
通常スマホなどのモバイル機器の場合プライベートIPアドレスが付与されているのですが、OCNモバイルONEに関してはグローバルIPアドレスがこれまで付与されていました。

このためバッテリーの消費が激しいのではないか、という事です。
上記のリンクではグローバルIPアドレスが原因ということは言及されていませんが、こういった仕様変更をするということは、そういうことなんだなという印象です。

OCNモバイル専用のアプリが原因?

OCNモバイルONEにはデータ量や契約内容を確認できるアプリがあります。

このアプリがしょっちゅう通信しているから、という意見もあります。
もちろん私もいちユーザーなので仕様まではわかりませんが、他社でもこういったアプリはたくさんありますので、それだけが原因かと言われると微妙な気もします。

ですが、他社には無くてOCNにはあるというものを考えると、これも一つの原因な可能性もあります。

バッテリー異常消費の対策

ここからはバッテリー消費の対策をお話しします。

そもそも1番の原因ではないかと言われているIPアドレスについては2022年3月から変更になるので、変更されれば自然と改善されるとは思いますが、すでにOCNモバイルONEを利用していてバッテリー消費が気になるという方に向けて対策を3つお伝えします。

毎日充電するなら気にすることはない

バッテリー消費は確かに多いのですが、そもそも毎日充電する状況が作れる、という方は気にしなくても良いです。

というのも、私も検証しましたが異常に消費するとは言っても1日で使えなくなるという事は全くありませんでした。
スマホのバッテリー容量にもよるかと思いますが、数年前のスマホでも持ったので最近スマホを買い替えたといった場合であれば、気にする必要はありません。

もし1日もたないという場合は下記をご覧ください。

モバイルデータ通信を切る

バッテリー消費を抑える方法として、Wi-Fi環境下であればモバイルデータ通信を切るという方法があります。

モバイルデータ通信を切らないと、たとえWi-Fi環境下であったとしても通信が発生します。
これも検証しましたが、モバイルデータ通信を切らないとバッテリー消費はほとんど同じでした。

いちいち設定をするのが面倒ですが、どうしても節約したいという場合は試してみてほしい方法です。

念の為モバイルバッテリーと充電ケーブルは持ち歩く

あとは、モバイルバッテリーと充電ケーブルは持ち歩く、という当たり前の方法です。

荷物が増えてしまうので、私自身はあまりやりたくはありませんが笑

まとめ

今回は、OCNモバイルONEのバッテリー消費問題の検証と対策について解説しました。

NTTコミュニケーションズも直接IPアドレスが原因とは言っていませんが、2022年3月から仕様を変更するという事は、グローバルIPアドレスを使っていたことがバッテリー消費の大きな原因であるという事を言っているようなものです。

これまでOCNを契約していた方も自動的に変わるようなので、もうしばらくの辛抱とも言えます。

私も実際に契約して検証しましたので、何かしらでは使いたいと思っています。
子供がスマホを持つときに使ったりしたいなと思います。

初期設定や通信品質に関してはわかりやすく、高品質だったので、これからもOCNには頑張ってほしいなと思います。
実際、私もスマホ料金についてご相談を頂くときにおすすめしたりしています。

3ギガ以下のデータ通信がメイン、という方はOCNモバイルを検討するのも良いのではないでしょうか。